ギアナ高地

エンジェルフォールという滝の名前を聞いたことがありますか。

エンジェル⇨天使⇨ベネズエラの美女、、、?と自然と考えてしまうかもしれませんが、実際にはこの滝を発見したアメリカの探検家の名前「ジミー・エンジェル」が由来のようです。

小説「ロスト・ワールド」のモデルにもなったと言われているこの滝は、南米6ヶ国にまたがる広大なギアナ高地の中にあります。

たしかに、恐竜がいてもおかしくないような雰囲気のある場所ですね。

ギアナ高地には山頂と呼ばれる場所がたくさんありますが、そのほとんどは「テーブルマウンテン」、現地では「テプイ」とも呼ばれ、山頂といえども平らで広大な土地が人がっています。

エンジェルフォールがある場所もテーブルマウンテンの一つであり、標高979mもある平らな土地から流れ落ちる滝は、その落差が大きすぎるため地表に届く前に水蒸気になってしまいます。

滝壺の無い滝ということで有名ですね。

出典:http://www.summitpost.org

ちなみにこの滝の水量は乾季と雨期で異なり、それに伴ってツアーの内容も変わってきます。

気候が安定している乾季には遊覧飛行にてエンジェルフォールに接近することができ、巨大な滝の全貌を見ることができます。

雨期には川の水量が増えるため、エンジェルフォールを間近で見ることのできる展望台がある「ラトンシート島」にボートで渡ることができます。水量が多いため、エンジェルフォールの迫力も乾季の何倍増しにもなるかもしれません。

ちなみにベストシーズンは雨期から乾季に変わる7月~9月で、晴れる可能性も高く、ラトンシート島に渡れる可能性も高くなります。

出典:http://4travel.jp

また、エンジェルフォール以外にもギアナ高地には「ロマイラ山」と呼ばれる世界屈指のテーブルマウンテンもあります。

出典:http://yuuma7.com

出典:http://yuuma7.com

ロマイラ山の標高はなんと2810mにもなります。ギアナ高地のなかでも頂点に君臨するテーブルマウンテンですね。

ちなみに、テーブルマウンテンに雲がかかった姿は「テーブルクロス」とも呼ばれるそうです。

このロマイラ山、遊覧飛行で観光することもできますが、登ることもできます。

雨期の場合は途中滝に打たれながら登ることもあるようです(過酷)。

天気が良ければ、頂上から壮大な景色を見ることができます。

頂上はごつごつした黒い岩ばかりですが、変わった植物や写真のように鮮やかな色をしたカエルなど、独特な生態系も見られます。

出典:http://natgeo.nikkeibp.co.jp

頂上へ登るのは少々過酷そうですが、一生に一度は訪れてみたい場所ですね。



アクセス(2017年7月現在、1ボリバル・フエリテ≒11円)


エンジェルフォールはギアナ高地の中でもカナイマ国立公園の中にあり、この公園への観光拠点はシウダードボリバルという街になります。この街でエンジェルフォールへのツアーを探せば、最短2泊3日、$320程のツアーから参加することができます。

ロマイラ山への観光拠点はサンタ・エレナ・デ・ウアイレンというブラジルの国境に近い街になります。ロマイラ山へのツアーは5泊6日が多く、2日かけて麓まで行き、3日目に登頂、4日目は頂上散策、残り2日で街まで戻るといった感じです。料金は約2900ボリバル・フエリテ程。

宿情報


エンジェルフォールに近いシウダードボリバル、ロマイラ山に近いサンタ・エレナ・デ・ウアイレン、それぞれ街の宿について書きます。

【シウダードボリバル】

セントロというエリアに安宿が集まっています。

「Posada Don Carlos」

個室:3500ボリバル

Wi-Fi無料、A/C有り

アンティーク調の作りになっており、清潔感がありお洒落な宿です。レストランやバーにもなっており、夕食や朝食を宿で楽しむこともできます。

 

【サンタ・エレナ・デ・ヴアイレン】

シウダードボリバルと比べてサンタ・エレナ・デ・ヴアイレンはあまり安くて居心地の良い宿は少ないようです。

「Nativa」
個室:25000ボリバル
Wi-Fi無料、ホットシャワー&トイレ

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