マーブルカテドラル

パタゴニア地方の中部にある小さな町、プエルト・リオ・トランキーロ。

徒歩でも半日あれば回れてしまうこの街に、観光客が集まるのには理由があります。

観光客のお目当ては、青の洞窟、マーブルカテドラル。

世界の絶景写真集などにたびたび登場するこの洞窟は、SNSなどが広く普及し始めたころから人気に火が付き始めました。

このサイトを見ている方はおそらく

①どうやっていくのか

②本当に青く見えるのか

の主に二点が気になっていると思います(実際私もそうでした)

①については下のアクセスのところに詳しく書いているので

②についてお話します。

結論から言うと、運次第です。

天候に大きく左右されます。当然雲一つない晴れの日が一番よく、曇りの日はあまりきれいに見えません。

ただ、これだけは伝えておきたいのですが、インスタグラムや絶景まとめサイトの画像はほぼ100%加工されています

確かに、湖は青いんです。でも、洞窟はというと、地の色は基本的に白か灰色です。

その洞窟が湖と同じ色になろうと思うと、それこそ鏡ぐらいの反射力がないと無理ですよね?

天候などの条件が完璧にそろえばきれいに見えるのかもしれませんが、、、

ちなみに私がツアーに参加した時は、比較的晴れていて、光の角度できれいな反射がみられるという午前中でしたが、絶景本のような色は見られませんでした。

理想(加工後)

現実(加工前)まあこれはこれできれい

 

巷の女子がやる詐欺写メよりタチ悪いっすよ。笑

さて、ここまで散々文句を言ってきましたが、それでも私がこの場所をお勧めしたいのには理由があります。

まずは湖の美しさです。

この湖はパタゴニア地方で二番目に大きいヘネラル・カレーラ湖。

沖縄の海とはまた違う、コバルトブルー。

南米の湖の色は、完全に透明ではなくて、少しだけスモーキーなのです。

ツアーの途中湖の真ん中でボートを止めてくれたのですが、洞窟行かなくていいからここで止まってくれって思いました。

(ちなみに夏でも水温が上がらないので泳ぐのはおすすめしません、というか無理。)

それに、下記のアクセスのところでも触れていますが、トランキーロはアウストラル街道の途中にあり、道中の景色が本当にきれいなのです。

人間の手が加えられていない自然の美しさ。

まとめると、洞窟だけにこだわらず、あまりハードルを上げ過ぎずに道中の景色も楽しむ、くらいの気持ちで丁度よいかなと思います(個人的な意見ですが)。

たどり着くのは大変だけど、パタゴニアを旅行する際は足を運んでほしいスポットのひとつです。

アクセス


プエルト・トランキーロへのアクセスは2パターンあります。北上ルートもしくは南下ルート。私は南下ルートをとったのでそちらを紹介します。

最寄りの空港はコジャイケ(コイヤイケ、コハイケとも)という街のバルマセダ空港です。サンチアゴから直行便が出ています。LCCもあるので、時間のない人は思い切って飛行機つかうのもおすすめ。

空港から街まで距離があるのでバンに乗り換えます。三つの会社が客引きしています。値段はどこも変わりませんが、バンに人がいっぱいになったら出発、なので人が集まっているところにした方が早く街につけると思います。値段は忘れましたがそんなに高くなかったはず。

コジャイケは比較的大きな町で、レストランやお店もあります。

バスターミナルでトランキーロ行きのチケットを売っています。

道中の景色がきれいなので、北上なら右、南下なら左側の席がいいですね。

バスターミナル自体は7時から開いていましたが、デスクが開いたのは8:30~9:00頃だったような気がします(正確な時間は憶えていません)

値段は一人10000チリペソ。朝の9:30出発です。大型のバスでしたが満席。

こちらのバス会社を利用。

3時ごろトランキーロに着きます。夕方のツアーもあるのでそのままツアーに参加している人もいました。

私は午前中のきれいに見える時間帯に行きたかったので、とりあえず宿と、次の目的地のチレチコ行きのバスのチケットを確保。

チレチコ行きのバンは一日一本です。席数に限りがあります。出発の日程が決まっているなら早めに買っちゃいましょう。

大通り沿いのサンドイッチ屋

ここでチレチコ行きのチケットが買えます。

ひとり17000チリペソ。

人伝いにサンドイッチ屋のおばちゃんからチケットが買えると教えてもらいました。

南米あるあるですが、聞く人によってもらえる情報が違いますよね。

私の時はツアーデスクで「明後日のチケット買いたいんだけど」って言ったら「明後日はバスが出ない!」と言われました。実際はちゃんとあったけどね。

南米は情報の更新が早いので、複数人に聞いて、ちゃんと確かめた方がいいでしょう。

チレチコ行きのバンは3時ごろ出発し、着いたのは夜の9時。

そのまま泊まろうかとも思いましたが、バンの中で仲良くなったイルマニア似のにいちゃんが、ロス・アンティグオスまで連れてってくれるというのでお言葉に甘える。

国境越えもあるのでロス・アンティグオスに着いたのは22時。そこから宿さがしだったので正直チレチコに泊まればよかったです。チリの方が物価も安いし。

ロス・アンティグオスからはプエルトナタレス行きのバスが出ています。ここまで来れればもう安心です。



ツアー情報


マーブルカテドラルのツアーは複数のツアー会社から出ています。

トランキーロに着くと、道路の湖側にたくさんのツアー会社が並んでいるので、いくつか話を聞いて決めましょう。

ツアー会社によってまちまちですが、値段は一人10000チリペソ。会社によってボートあたりの値段なのか、一人当たりの値段かによってお得度が違うので確認しましょう。

ちなみにボートは6人乗り。

朝一のツアーは8時出発でした。人がそろえば出発、という感じだったので厳密ではなさそう。

所要時間はだいたい一時間半。小型船で結構揺れるので酔い止めを持っていってもいいかもしれません。

カヤックに乗ってより洞窟に近づけるツアーもありましたが、小型船でも十分近づけたので私はそれで満足でした。

時間とお金に余裕のある人は挑戦してみてもいいかも。

 

宿情報


プエルト・リオ・トランキーロに日本人宿はありません。

しかし、日本人が集まる宿があります。

 

【LaPaz】

看板

ドミトリー(一部屋三人まで)

10000チリペソ 現金のみ

Wifi可もなく不可もなく。パタゴニアにしてはいい方かな?

バス降車場所から歩いて5分くらい。場所は上の地図参照

私が宿泊した際、ガスの不調でお湯が出ず泣きそうな思いをしましたが、普段はあったかいお湯が出ます。

他のブログで、キッチンを使う際におばちゃんが口出ししてくるとの情報がありましたが、私は大丈夫でしたよ。

猫を飼っているのでネコアレルギーのひとは注意。

ドミトリーはこんな感じ

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