ブジ

インドのムンバイから飛行機で約1時間半、インド最南端のグジャラート州のカッチ地方の中心にブジという街があります。

ブジ空港に着くと、乾いた熱気に襲われます。

4月、5月の最高気温は50度近くにもなるこの灼熱の地には、独創的な色彩感覚を持つ部族が存在しています。

この地に住む女性たちは、原色の糸を使った刺繍や、鏡をカットして縫い込んだ衣装を身にまとっています。

この地方ではブジを拠点として周囲の村を巡ることで、様々な衣装を見にまとう部族と出会うことができます。

インドでは19世紀後半より国民的衣装として地位を確立した一枚布のサリーが有名ですが、この地方の女性はそれと異なります。

ダネティ村に住むアヒール族の女性は、胸の部分につまみをとり、背中は素肌を出した状態のブラウスを着ています。



足首まであるロングスカートをはき、ショールを頭の上から腰まで覆うように巻いているのも特徴です。

メグワル族は1kgを超える首飾りと足飾りに加え、何重にも腕輪をつけ、大胆な刺繍が施された長めの上着を羽織っています。

さらに、遊牧生活を送っているラバリ族。

真っ黒なショールとロングスカートには、ヨーロッパに渡ることもあると言われている刺繍が施されています。

肌に刺青を入れている女性も多く美意識の高い部族と言えます。このような衣装を身にまとい、子どもを抱えながら羊や子ヤギを引き連れているんですね。

その他にもこのブジの周辺には様々な部族がいて、おしゃれな衣装やアクセサリーを身にまとっているようです。

この染色技術は1970年代に一度廃れてしまったものの、1980年代から都市向けの商品開発を開始したことによって再開されたそうです。

街の人は織り物を継承する人が途絶えることは有り得ないと話しているのだとか。



アクセス


ブジにはインド最大の都市、ムンバイから飛行機で行くことができます。

料金:片道6000円〜

所用時間:1時間20分

 

宿情報


「Click Hotel Bhuj」

出典:booking.com

市街の景色を望むホテル。プールも付いているなど、かなりの高級ホテルのように感じるが、日本と比べるとかなりお得な宿。

 

「Hotel Sahara Palace」

出典:booking.com

こちらは宿泊料金も安い割に、かなり清潔な宿です。

 

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