アグラ

インドと言えば?という質問への回答に、一番多く出てくるのは「タージマハル」ではないでしょうか。

世界遺産のタージマハルはやはり美しかったです。インド人にも人気の場所です。

ニューデリーから列車に乗り、早朝アグラカント駅に到着すると、リキシャやタクシーの運転手がものすごい勢いで声をかけてきます。笑

結局他の旅行者とシェアして40ルピーでタクシーに乗って、タージマハルの入り口付近まで移動しました。

タージマハルの入場料は、インド人が20ルピーであるのに対して外国人旅行客はなんと750ルピーでした。

ニューデリーでの宿泊が一泊350ルピーだったのを考えるとこれは少しお高め。笑

そして2016年4月以降、この入場料はさらに引き上げられました。

現在の入場料はインド人50ルピー、外国人1000ルピーとなっています。

早朝に行ったにも関わらず、タージマハルの入り口には入場券を買うための人が列を作っていました。

チケットを買ったあとは厳しいボディチェックが待っています。中に持ち込める荷物は最低限のもののみのため、荷物はロッカーに預けます。そして、いざタージマハルへ。

入り口を抜けると、まずはこのメインゲートが待ち構えています。

このメインゲートをくぐると美しいタージマハルがあります。



このタージマハル、ムガール帝国の5代皇帝ジャー・ジャハーンが愛する妻がなくなった際に、22年の歳月をかけて設立させたものです。タージマハルの完成後、川の向かいに黒いタージマハルも設立する予定だったそうですが、息子に王位を奪われアグラ城に幽閉されてしまったため、その願いは叶いませんでした。

そんな、左右対称の形をしたタージマハルは、想像していたよりも巨大で作りが細かく、とても美しかったです。

タージマハルを観光したあと、アグラ城にも行って見ました。入場料は250ルピーでした。

実はこのアグラ城もインドの世界遺産の一つ。

城壁内にはジャー・ジャハーンが幽閉されていた「囚われの塔」もあります。

囚われの塔内は白い大理石に宝石が散りばめられていたようですが、そこから出ることは彼が死に絶えるまでの8年間、一度も許されなかったようです。

アグラ城から眺めると小さなタージマハル。ジャー・ジャハーンはこの景色を見ながら、きっとなんども妻のことを思い出していたのでしょう。

この日の夜はバラナシに移動する予定だったのですが、かなり時間が余ってしまったということで、タージマハルに近い路地裏をぶらぶらして見ることにしました。

まずはラッシー屋のおじさん。

このラッシーが美味しくて、二回も飲んでしまいました。飲み終わったら、コップは地面に叩きつけて割るという感じです。笑

ついでに隣の屋台でカレーも食べました。

さらに小道に入って、歩き疲れたので一休みしていると、下の写真右のおじいちゃんが話しかけてきました。

チャイでも飲もうよ、と優しい笑顔を浮かべるおじいちゃん。

座って待っていると、娘さんのような人がチャイを持ってきてくれました。店で飲むものよりもスパイスが強めで、インドで一番おいしく感じたチャイでした。しばらくのんびりしていると、家族がみんな集まってきました。

インド人に食べ物や飲み物をもらう時に、薬を盛られていることもあるようですが、この家族は本当にただただ親切でした。

日本の10倍近く、今では人口13億人を超え、将来的には中国を抜いて世界一位になると言われているインド。

治安が悪いと言われているけど、いい人も悪い人も、日本の10倍以上いるだけなのか、むしろ、割合にしたら日本の方が悪い人多いんじゃないかなと思いました。

悪事を働く人間だけが目立っているのかもしれません。

路地裏のインド人は皆、優しく愉快な人たちでした。





アクセス


アグラへの行き方ですが、インドの首都ニューデリーから列車で向かうことができます。

早朝の駅構内

ニューデリー駅6:00発

アグラカント駅8:00頃着

2等席料金:75ルピー

チケットはネットで事前購入できますし、現地の宿などでも手数料を乗せれば購入できます。この購入方法以外で、ニューデリーの外国人用チケットオフィスでの購入を検討する場合は十分注意が必要です。人に場所を聞こうものなら、別のオフィスに連行されて監禁され、高額ツアーを組まされそうになることも少なくありません。場所はしっかりと事前に確認しておきましょう。

また、ニューデリーから単独で日帰りで行くことも可能です。実際、日帰りで観光に行く人が多いです。帰りの電車は激混みでかなりカオスな状態になるらしいので、ワンランク上の席を確保しておくことをおすすめします。

 

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