モニュメント・バレー

誰もが多分、どこかで見たことのあるこの景色。

出典:http://a-graph.jp/

その名をモニュメント・バレーといいます。

数々の映画の舞台となったこの場所。最近ではジョニーデップ主演の「ローン・レジャー」の中でも数多く登場しました。

アメリカ南西部に先住するインディアン部族、ナバホ族の居留地内にあるこの地はアメリカ合衆国の国立公園にはなっていません。モニュメント・バレー・ナバホ・トライバル・パーク(以下、モニュメント・バレーで統一)という名前でナバホ族管轄のもと、一般に解放する形で公開されています。

地理的にはアメリカ西部のユタ州からアリゾナ州北部にかけて広がる地域一帯を指しています。





モニュメント・バレーのビジターセンターに到着すると、まず最初に目に飛び込んでくるのはこの巨大な3つの岩山です。車の小ささをみると、この岩山がいかに巨大なものかが想像つくと思います。

出典:https://4travel.jp

多くの観光客はこの景色だけを見て、次の目的地へと移動してしまうようです。

しかしモニュメント・バレーがもっとも美しいのは夕暮れ時、岩山が明る輝く時間と、岩山の背後から朝日が現れる夜明け時です。

また、巨大な岩山と星空が織りなす風景も絶景です。

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せっかくきたならモニュメント・バレーに一泊して、いろいろな表情を見せるこれらの景色を堪能したいものです。

そして、モニュメント・バレーを訪れたら「バレー・ドライブ」を車で走りましょう。

バレー・ドライブはモニュメント・バレー内の中で唯一個人の車で走ることができるドライブコースです。一周約27キロで、道中では赤茶色の大地に存在している巨大な岩山など、壮大なスケールの絶景を楽しむことができます。

ただし、道路は舗装が行き届いておらず、ガタガタ道が多いので、くれぐれもゆっくりとした安全運転をこころがけるようにしましょう。もともとガタガタ道で、雨でも降ろうものなら事故の危険性もあがります。ツアーもあるので、運転に自信がない場合は運転するのを諦めてツアーに参加するというのも1つの懸命な判断かもしれません。

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さらに、モニュメント・バレー内には個人で歩くことが許されているウォーキングトレイルが一箇所だけあります。「ワイルドキャット・ネーチャー・ウォーク」と呼ばれるトレイルで、ビジターセンターの駐車場から谷の中への下っていき、ウェスト・ミトン。ビュートと呼ばれる岩山の周りを一周して戻ってくるという、約5.3kmのループ状のコースです。

歩きながら見るモニュメント・バレーもまた特別な趣をもっているかもしれません。

天気がよく、時間がある場合にはゆっくりと散策してみてはどうでしょうか。

出典:https://www.travel.co.jp

ここモニュメント・バレーにはアメリカが建国される遥か昔からこの地に住んでいた原住民の歴史を持つ場所です。そして人類の歴史よりもさらに大昔の地殻変動という地球の歴史を感じることのできるこの場所で、のんびりとした時間を過ごして見たいものです。

アクセス


モニュメント・バレーは主要な空港からかなりの距離があります。そのため、個人で行く場合、レンタカーをチャーターすることが必須になります。ユタ州南部からアリゾナ州北部には数々の国立公園が存在しているようなので、ラスベガスから数日かけてそれらの観光地を訪れながら訪問するのがよいかと思います。その後、ネイティブ・アメリカンの聖地セドナを経由してフェニックスまで南下するコースが一般的なようです。


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